名古屋保育士会 会長
白金保育園 園長
近藤 宮子
日頃より、名古屋保育士会の活動にご理解をいただきありがとうございます。
さてご存じのとおり、令和5年4月に「こども家庭庁」が創設され、「こども真ん中社会」の実現を目指して「こども基本法」が施行されました。
そして、令和6年5月31日には、「こども大綱」に基づく幅広いこども政策の具体的な取り組みを一元的に示した初めてのアクションプランである「こどもまんなか実行計画2024」が決定されました。
こども家庭庁加藤大臣が、こどもたちへこんなメッセージを届けています。
「何より大切にするのは、みなさんの意見です。これからも、こどもや若者のみなさんの一人一人の意見を聴いて、その声を大切にして、こどもや若者のみなさんにとって最もよいことは何かを考えて、それを取り組みに反映し、大人が中心になってつくってきたこの社会を「こどもまんなか社会」へとつくり変えていきます。
みなさんも一緒に「こどもまんなか社会」を作っていきましょう。」
この言葉からわかるように、子どもの最善の利益を常に第一に考え、大人が中心になって作ってきた社会を変えていくという大きな変革の年でもありました。
私たち保育者も同様に、子どもたちの声に耳を傾け、こどもも大人も主体的に過ごせるよう、名古屋保育士会では保育の質の向上を目指し保育にいかせる充実した研修会を実施していきます。多くの保育者の方にご参加いただければ幸いです。
保育士会のシンボルマークは可憐でたくましい花「スカンポ」です。「スカンポ」には、「私たち保育者は根強く手つなぎをして子どもたちの幸せを守りましょう」との願いが込められています。これからも子どもたちの最善の利益を目指して、皆さんと手を取り合って名古屋の保育を実りあるものにしていきましょう。
2024年7月吉日
名古屋保育士会会長 近藤 宮子